世界ばたばた子育てブログ

広州ばたばた子育てブログの続き。在宅で翻訳やらいろいろ。ダンナはラガーマンからコーチに、長男小2がラガーマンになり、次男年中は虫とカニ博士。今度どこ行こう、だけを糧に生きてるおばさんのブログ

ポスドクとか諦めることとか

地上波をほとんど見ないので、なすDという人の存在をネットでしかしらないのですが、最初、この表紙を見て、なすDの変化版かと思いました。

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
前野ウルド浩太郎
光文社 (2017-05-17)
売り上げランキング: 374
 
私にはポスドクの世界とか全く無縁でしたが、ダンナと結婚したことで少しだけその世界を垣間見る…といいますか、ちょこっと話を聞く事もあります。本当に厳しい世界なのだなとこの本を読む事で少しだけわかりました。博士号をとれるくらい頭のよい人たちが一つのポストに100人とか、このコータロー氏もアフリカにいくときには援助資金を取り付けるために20倍の審査試験を乗り越えている風なことが書いてありました。当たり前ですが、頭が良い上にある程度博打を打てたり、その場でなんとかする柔軟性みたいなものがないと研究者というものは大成しないのだろうなと思いました。フィールドワークというのも面白そうと思ってましたが、やっぱり旅行でいくわけではないのだから大変ですよね。当たり前なんですが。
 
最後まで読んでいないのでコータロー氏がどうなったかよくわかっていませんが、思い通りにはいかず、キャリアチェンジしなければならない人もいるでしょう。私なぞ、特にダンナと結婚してからは、キャリアもくそもなく、変化変化の連続です。だからこそ、身内を見ても、外を見ても、夢を追う姿は素晴らしいなと想う事もたくさんありますし、やりたいことをどんどんやろう、という風潮もあるのはよくわかります。しかし、やっぱりこのコータロー氏もどうしてアフリカに行こうとしたのかといえば、無闇矢鱈に行こうとしてチャンスを掴んだというよりも、ポスドク後の自分が「食えない」からでありました。
 
コータローさんは偉い。食うために頑張ったのだなと思います。そして、大変なことですが食えないとなればあきらめて違う道に進む人もたくさんいます。それが苦労でも、私はえらいなーと思います。もはや能力の問題ではなく、ご縁がありませんでした、の世界だな、と。だって競争が熾烈過ぎるもの。かたや、ニートだとかなんだとか、ずっと親にお金を出してもらう人も多くいる昨今。自分の子どもは今後どうなるだろうなーなどとぼんやり考え、そして、きっと今が一番幸せなんだろうな、という考えにたどり着きました。食えるか食えないかを余り考える事なく、ぼく、●●になりたい、という子どもに純粋に「おぅ、何にでもなれるよ。何にでもなってくれ」っていえる時期。私の考えでは、そうは言えない日が来ることが前提なので、ありがたく今を噛み締めておこうと思います。